0歳児で子供を預けるの、良いことばかりですよ

以前の更新、「絶賛育休中」って書いてる。。かなり更新サボってしまった。
今はいろいろあって、なんとか幼稚園(長時間延長保育つき)に子どもは滑り込むことができ、相変わらず同じ会社でワーママ修行をしております。

 

復帰後かなり経ちますが、今日、会社の後輩女性(未婚)に、子育てと保育園のこと、特にゼロ歳児で預けることの不安を尋ねられました。

育休前後はあれだけ一大事!と思っていた保活や保育園のこと、当時であれば真っ先にサジェスチョンできることがあるはずなのに・・・今は子供が幼稚園に通っている身ということもあり、とっさには良いコメントが出てこなかった。。

良くも悪くも、ひとは過去のことを忘れていくものです。
そういえば、そろそろ4月入園の保育園の合否結果が明らかになりつつある頃よね、ということで、保育園を預けるうえで気づいたこと、忘れないうちに書いてみます。

我が家は第1子、子供はゼロ歳児で保育園に預けました。
当初の復帰理由は「仕事のブランクを作りたくない」という点にありましたが、振り返ってみれば、子供にとって、ゼロ歳児入園は非常に良いタイミングだったと思います。

 

<子供のために良い理由>

  1. 生活習慣が身体感覚レベルで身につく。
    保育園は基本的に、毎日同じタイムスケジュールで同じことをやるのが原則です。そのスケジュールのキッカリ度といったら、本当に先生方の努力が半端ない。。(たとえば、10時に軽いおやつ、午前お散歩、昼は12時から、午後は絵本を読んで自由遊び、帰りの会は16時で、その後延長保育の子どもたちは補食を18時から食べる、など。)
    まだまだ生活リズムがしっかりしていない子供たちは、保育園のキッカリしたスケジュールを毎日繰り返すことで、時間や生活の流れを身体感覚として覚えていきます。子どもって時間の感覚がないので、ちょっとした狂いも混乱するらしい。(確固たるエビデンスはなさそうだけど)
    自宅でワンオペ育児していると、ついつい「今日は洗濯ものが多いから、これを干し終わってから散歩ね」とか、自分や家のことを優先しちゃいがちですよね?
    保育園だけでなく、幼稚園を2つ経験しているのでわかるのですが、幼稚園は時間設定もかなりアバウト。それに、学芸会とかクリスマス会とか餅つきとか、保育園よりも大がかりなイベントごとが多いせいもあり、生活習慣を整えるのは家庭の仕事、といった雰囲気があります。
  2. 複数の目があるぶん、子供の成長に皆でいち早く気がつく
    保育士さんはやっぱり専門家。特に1人目の子供の時は早く預けて相談先を増やすべき。こどもの発達度による絵の書き方の変化、それに応じた画材の選び方、すくい方が下手な時期の食器の選び方、ふさわしいオモチャなど、わざわざ友人に電話して聞くような内容ではないけど、毎日の生活には大事な事項のアドバイスがありがたかったです。
    「子供が立つ初めての瞬間をみたのは保育園の先生」だなんてよく言うけど、仮に保育園預けなしだったとしても、いつのことだったか数年経てば忘れてしまうしね。。。子供本人は覚えていないかもしれないけど、「今日初めて立ったんですよ!」って先生に言われて、先生やお迎えに居合わせたママさんたちの皆からお祝いされる方が私としては嬉しい。
  3. 地域の関わりができる
    ベビーマッサージとか、習い事系にで知り合ってもその場で軽く話すだけだけど、毎日同じクラスで話すこと、同じ子供を見ていることで、子供や地域での関わりが少しづつ増えて、子供や親の社会性という面でも良かったです。
    また、自分の子より月齢が少し早い子を観ていると、いつ頃どんなことができるようになるのか、など、先の見通しがつくようになることも多いです。
  4. 異年齢との関わりがふえる
    上の年齢の子と自分から関わるようになるのは3歳以降ですが・・・小さい子にとっては(なにせ名札の名前も読めないし)、大抵いつも同じメンバーで、同じ場所で関わる、ということがコミュニケーション上も大事になってくるような気がします。児童館や公民館だとそうはいかない。。

<親のために良いこと>

  1. 1人の人間として行動できる時間が確保できる
    「○○ちゃんのお母さん」だけじゃないことは人間の尊厳として本当に重要だし、自分で好きなもの(辛いものとか、味の濃いものとか)を自分の稼いだお金で好きなだけ食べられる自由くらい、授乳中だったり会話が成り立ちにくい小さい子供を育てている中だからこそあって良い。
  2. 保育園に入りやすい
    保育園の1歳児クラスの定員は、ゼロ歳児クラスの持ち上がり人数を含めていること、保活をしていない方はほとんど知らないのですよね。。地域によってはゼロ歳児でないと1年以上待たないとチャンスがないということもあるらしい。
  3. 子供の様子をより注意深く見ることができる
    復帰すると、子供と接する絶対的な時間が減るのは間違いのない事実。でも、保育士さんのアドバイスなどもあるのでより客観的に見られるし、観察や対話時に集中力が上がります。
  4. 仕事のカンを失いきることなく、”前線復帰”の意向を周囲にアピールできる
    産休復帰後の女性をおマメさん扱いする上司がいるとか、女性の業務が限定されているとかの方は特に。復帰後もコンサバティブな服装で出社して、人事面談では3割増しで意向を話しておくと良いですよ。。

そういう私も、保育園の内定連絡後は、「しばらく子供と一緒に居られなくなるのね」とか、この世の終わりみたいに寂しいと考えていたけれど。
子育ては数十年スパンで続くのだし、月単位で子供も変化して、ぐんぐん楽しくなってくる。「そんなこと考える暇あったら、晴れの日に公園行けたでしょ!もっと散歩してあげて!子どものにおいを記憶に焼きつけておくんだ!保育園の布団カバーはマジックミシンに外注し、離乳食はレトルトでいいから!」と、心から育休当時の私に言ってやりたい。。

書いてみたおかげで、今度なにか聞かれたら、いろいろアドバイス言えそうな気がする。
4月復帰が決まった新米ママさんの背中をやさしく押せるといいなぁ。。